イヤなニュースが続いていますね。
チベット騒乱――
茨城県土浦市の通り魔事件――
神奈川県横須賀市のタクシー殺人事件――
数え上げたらキリがありません。
イヤなニュースをみると、イヤな気分になりますが――
かといって――
ニュースを全くみないというもの、考えものです。
世間から取り残されるような気がします。
イヤなニュースだけをシャットアウトして、よいニュースだけに触れるようにするというのも――
大変に危険なことです。
人の世は、よいことばかりではありません。
イヤなこともたくさん起こります。
人の世で暮らす以上は、イヤなニュースにも触れないといけません。
現実に目をつぶってはいけません。
イヤなニュースの源泉は、たいていは不条理な物事です。
死ななくてもよかった人が死んでしまったり――
そうした不条理は、あくまでも人間の視点からみたものです。
ひと度、人間の視点を離れれば――
そこにあったものは、ただの冷酷な自然法則かもしれない――
おそらく――
ときには人間の視点を離れることがイヤなニュースに動じないコツなのでしょう。
わかっていても、なかなかできることではありませんが――