文章をずっと推敲していると、だんだん駄文になっていくものです。
言葉数が増えていくからです。
余計な語句が増えていく――
だから――
推敲に勤しんでいるときは、強く意識をして言葉を削るようにしているのですが――
ときどき油断をして、言葉数が増えていくのです。
気がついたら――
目も当てられぬ駄文に堕している――
さすがに、日本語で書くときは、そういうことは少なくなりました。
日本語との付き合いは長くて深いので、推敲のツボもわかっているのです。
ところが、英語で書くときは、まったくダメですね。
どんどん駄文になっていく――
まったく推敲をしないほうが、まだいくらかシャープな文章になっている、ということが、よくあります。
英語との付き合いは短くて浅いので、仕方がないですね。