マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人間の心っていうのは

 ――反共感

 という概念があるそうですね。
 きょうのネット・ニュースで、紹介されていました。

 反共感というのは――
 例えば、ゲームなどで自分が勝ったときに、負けた相手の様子をみて嬉しく感じることだそうです。

 きっと――
 自分が負けたときに、勝った相手の様子をみて悔しく感じることでもあるのでしょう。

 たしかに、人の感情の動きには、そのようなものがあることを認めないわけにはいきません。
 おそらくは、人の闘争本能の根幹にかかわる重要な性質なのでしょう。

 が――
 そうした感情の動きを直視するというのは、あまり気持ちのよいことではありませんね。

 なぜ気持ちがよくないのか――

 やはり、反共感のような心理を否定的に理解したがっているからでしょう。
 少なくとも僕個人は、否定的に理解したがっている――
 自分の心の中で反共感を自覚したことは何度もあるのだけれど――

 ああ~。
 人間の心っていうのは、なんともメンドくさい……(苦笑