マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自分のために生きる

 他人のためだけに生きることが自分のためになる人は、幸せです。

 他人の幸せを大きくしたり、他人の不幸せを小さくしたりすることが、自分の幸せにつながるような人は、幸せです。
 それは、天賦の才といっていいでしょう。

 多くの人は、そういう才には恵まれていません。
 他者のためだけに生きれば、自分が苦しい思いをする――そして、多くの場合は、自分が苦しい思いをしていることに気づかない――気づけない――

 だから――
 人は、究極的には、自分のために生きる必要があるのです。
 自分の幸せを大きくしたり、自分の不幸せを小さくしたりするために――

 もちろん――
 自分のためだけに生きてもいけませんが――