お腹(なか)がすいているときに食べるものは、どんなものであっても、美味(おい)しく感じやすいものですよね。
逆に――
どんなに美味しいものでも、お腹がすいていないときに食べたら、そんなには美味しいとは感じられない――
ですから――
美食家は、思いのほか体調管理に気を使うのだそうです。
ちょうど美味しいものが食べられる“そのとき”に合わせてお腹がすくように――
体のリズムを整えておく――
夕食の前に、お腹がすきすぎていたり、すいていなかったりすることのないように、お昼ご飯や間食の時間や量を微妙に調節する――
つまり――
高級な食材を用いた料理や趣向の凝らした料理に関心を寄せるだけでは単なるミーハーであって――
美食家とはいえないのですね。
このことは、食べもの以外についてもいえそうです。