――政争
というのは――
実に不思議な言葉です。
政治とは、人々の争いを鎮めていくプロセスなのに――
なぜか政治がらみの争いというものの起こることがある――その「政治がらみの争い」というのが、政争のことですね。
政治に携わる方々の全員が政治の本質を弁えていれば――
政争は起こりません。
大部分は、弁えておられるようなのですが――
たまに、弁えておられない方がいる――
その人を除くために、政争は起こります。
本来であれば――
そういう人は、政治決断の場にいてはいけないのです。
民主主義の社会であれば――
そういう人を、政治決断の場に送ってはいけないのです。
もし、そういう人が民主主義の政治の場にいるのなら――
それは、有権者の責任です。