ネガティブな言葉は、どんなときであっても、口にしないほうがよいでしょう。
ネガティブな言葉とは――
例えば、
――きょうまで自分がやってきたことが、すべて否定されたような気がする。
とか、
――いったい私の存在って、世の中にとって何なの? まったく不必要なの?
とか――
そういった言葉が、ひとたび発せられると――
人間関係の歯車が、微妙に狂いだすものです。
それを耳にした人の気持ちが、少なからず乱されるばかりか――
それを口にした当人の気持ちも、少なからず落ち込むからですね。
よって――
どうしてもネガティブな言葉を口にしたくなったら、
――あ、そう。ふう~~ん。……で、だから?
と自分をごまかすか、
――そんなこといっても、何にもならないよ~。
と自分を叱咤するか――
とにかく、それらネガティブな言葉をぐっと胸のうちに飲み込むに限ります。
ぐっと飲み込むには、どうしたらよいでしょうか。
覚悟を決めることですね。
きょうまで自分がやってきたことを全否定するような人も――
世の中のどこかには、きっといるものです。
あるいは――
自分の存在は、自分以外のほとんどの人たちにとっては――
基本的には、どうでもよいはずなのです。
そのようにシビアに思い切る覚悟が決められたら――
ネガティブな言葉の多くは、たやすく飲み込めるでしょう。