マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自分のことを知ろうと思ったら

 自分のことというのは――
 ふだんは全く意識しないし、理解もしていないのですが――

 自分のことを誰かに語っているときというのは――
 けっこう意識はするし、理解もするようになるものです。

 逆にいうと――
 自分のことは、誰かに語ろうとしない限りは、永遠にわからない――

 つまり――
 自分のことを知ろうと思ったら――
 自分のことを誰かに伝えることです。

 が――
 そこで十分に気をつけなければならないことがあって――
 それが、

 ――自己陶酔

 です。

 例えば――
 自分のことを無意味に美化して伝えたり――

 ですから――
 自分のことを伝えるときは――
 気取らず、飾らず、ありのまま――

 そう徹することで初めて――
 自分のことを強く意識し、深く理解できるのだと思います。