人のやることは、なかなか思惑どおりにはいかないものです。
しばしば想定外のことが起こる――
たんに想定外のことが起こって物事が巧く進まないのなら――
まだ、わかるのですが――
ときどき――
想定外のことに想定外のことが重なって――
結局は想定内に収まってしまう――
ということがあります。
そういうときは――
人の知性の面目は丸つぶれですね。
(何かを想定する意味など、あるのかな?)
と悩んでしまいます。
それでも――
人は想定せざるをえないのですよね。
何事も想定せずに、
――出たとこ勝負!
というのでは、あまりにも危険が多すぎるので――
あまり当てにはならない「人の知性」を――
それでも、人は信じるしかないのです。