下手に緻密な論陣を張ろうとすると――
どうしても些事の数々にとらわれてしまって――
説得力のある明確な主張ができなくなってしまいます。
柱にゴテゴテと装飾を取り付けていった結果――
柱が折れてしまったり、曲がってしまったり――
おそらく――
装飾は、
――柱の強度をきちんと顕示するために――
と割り切ることが必要なのでしょうね。
装飾をうまく取り付けることで、柱が実際よりも丈夫にみえるようにする――
実際の強度を弱めるのは、もちろんのこと――
実際よりも脆弱にみえるようでは、うまい装飾とはいえないのです。