人の体の仕組みは、わからないことだらけで――
少なくとも――
わかっていることのほうが、わかっていないことよりも少ないはずで――
そういう意味では――
人の体には、なんとも得体の知れないところがあるのですが――
それでも――
人は、自分の体を自分で所有していると思っているからか――
そんなに得体の知れないものとは思っていないのですよね。
ちょうど――
家庭の電化製品を得体の知れないものとは思っていないように――
家庭の電化製品は、たしかに、得体の知れないものではないでしょう。
あれらは、人が(メーカーの技術者等が)一から作り上げているものですから――
が――
人の体は、そうではないのですよね。
人が一から作り上げたものではありません。
そして――
その仕組みについては、よくわらないことだらけ――
人の体というものは――
本当は、なんとも得体の知れないものなのです。