マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

どんなに不毛な議論でも

 どんなに不毛な議論でも――
 その議論が新しい気付きをもたらすならば――
 それは、真の意味での「不毛」とはいえません。

 例えば、

 ――天が降ってきたら、どうするか。

 との議論を、

 ――天が降ってくるわけがない!

 と一蹴してしまっては、何の気付きも、もたらしませんが――
 もし、そこで、

 ――「天が降る」とは、どういうことだ? そもそも「天」とは何だ?

 と考え始めるならば――
 その議論は、そんなに不毛ではないのです。

 議論の質は、議論の経過や内容ではなく、結論の導き方で決まるのです。