マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

没個性に埋もれた僅かな個性を

 没個性に埋もれた僅かな個性を――
 ときに実際以上に個性的に感じることがあります。

 個性を期待していないときに、思いがけず認識される個性というのは――
 印象に残るのでしょうね。

 逆に――
 個性を期待しているときには、よほど強烈な個性が認識できない限りは、印象に残らない――
 そういうことであろうと思います。

 つまり――
 普段から、

 ――私は個性的なのだ!

 と自己主張をしているような人は――
 むしろ、周囲の人たちに自分の印象を残せない――
 ということになります。