歴史とは人々の主観のせめぎあいなので――
歴史を語るということは、自分の主観か誰か他の人の主観を語る、ということです。
にもかかわらず――
さも客観であるかのように歴史を語る人がいます。
トラブルのもとです。
語っている当人にとっては、あくまで客観であっても――
実際には、それは、その人の主観か、誰か他の人の主観です。
よって――
多くの場合は、誰かを怒らせることになる――
主観が客観であるかのように語られれば――
それを聞いた人の何割かは確実に怒りだす――
そういう性質が、人にはあるからです。