誰が何といおうと――
興味のないことには、そんなに深くは関われないのです。
――無理やり興味をもて!
といわれても無理――
少なくとも一朝一夕には、無理です。
それでも、無理やり関わろうとすれば――
嘘をつくことになる――
その嘘が、多少なりとも価値のある嘘ならばよいのですが――
そういう状況は、僅かな例外を除けば、ありません。
その例外とは――
教育の現場でして――
教育とは興味のないことに興味をもたせるプロセスである――
と極限してもよいくらいですから――
避けようがありません。
裏を返せば――
教育とは、対象者の興味の方向性を操作することです。
教育を行う側は、心してかからないといけません。