マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

それでも結論が真反対になる

 同じ事実に基づき――
 同じように論理を駆使して――

 それでも――
 結論が真反対になることがあります。

 それは、おそらく――
 事実の基づき方が違うからです。

 もう少しいうと――
 着眼する事実、重視する事実が違うからです。

 では、何が着眼する事実や重視する事実を決めるのか――

 それは――
 感性です。

 どの事実に目が向くか――
 どの事実を重き見たくなるか――

 それは、その人の感性が決めることに他なりません。

 どんなに慎重に事実に基づき、どんなに厳密に論理を駆使しても――
 同じ結論に至るとは限らないのです。