挑戦をしなければ失敗はないのですね。
成功もない代わりに、失敗もない――
よって――
失敗をなくすために挑戦をしない人がいるわけですが――
まあ――
失敗が厳しく糾弾される社会においては、それもやむを得ない選択でしょう。
つまり――
失敗を厳しく糾弾する社会においては、失敗は減るのですね。
が――
それは挑戦をしない人が増える結果ですから――
たしかに、失敗は減るけれども――
同時に、成功も減るのですね。
失敗も成功も減る――
それは困ったことです。
よって――
失敗を厳しく糾弾する社会というのは、活気がなく、発展もないでしょう。
とはいえ――
失敗には、取り返しのつかないものが含まれます。
1回の失敗で、次の挑戦が不可能となる致命的な失敗――
こういう失敗は避けなければなりませんね。
つまり――
致命的な失敗を厳しく糾弾する社会というのは、そんなにおかしな社会ではない――
社会が発展していくには――
致命的な失敗と、そうでない失敗との見極めが、とても大切なのだと思います。