マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

致命的な失敗と、そうでない失敗との見極めが

 挑戦をしなければ失敗はないのですね。
 成功もない代わりに、失敗もない――

 よって――
 失敗をなくすために挑戦をしない人がいるわけですが――

 まあ――
 失敗が厳しく糾弾される社会においては、それもやむを得ない選択でしょう。

 つまり――
 失敗を厳しく糾弾する社会においては、失敗は減るのですね。

 が――
 それは挑戦をしない人が増える結果ですから――
 たしかに、失敗は減るけれども――
 同時に、成功も減るのですね。

 失敗も成功も減る――

 それは困ったことです。

 よって――
 失敗を厳しく糾弾する社会というのは、活気がなく、発展もないでしょう。

 とはいえ――
 失敗には、取り返しのつかないものが含まれます。

 1回の失敗で、次の挑戦が不可能となる致命的な失敗――
 こういう失敗は避けなければなりませんね。

 つまり――
 致命的な失敗を厳しく糾弾する社会というのは、そんなにおかしな社会ではない――

 社会が発展していくには――
 致命的な失敗と、そうでない失敗との見極めが、とても大切なのだと思います。