マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「稚拙で不器用」であるがゆえに

 どんなに辛辣な毒舌に聞こえても――
 その背後に深い愛情が感じられるということは、たしかにあると思います。

 とはいえ――
 その愛情表現は、決して洗練されたものではなくて――
 どちらかといえば――
 稚拙で不器用なものといわざるをえません。

 洗練された愛情表現では――
 愛情は、言葉通りに、円滑に伝わるものです。

 が――
 人は、ときに「稚拙で不器用」を良しとすることがあります。

 ――「稚拙で不器用」であるがゆえに、より一層、愛情の深さが身にしみる。

 というように――

 そういうことがあっても――
 別に悪くはないでしょう。