きょうは体調が悪くて――
朝からずっと横になっていたのですが――
朝からずっと横になっていることで初めてわかることというのが――
たしかに、あるのですね。
朝から晩まで忙しく立ち働いているときには決してわからないことというのが――
たしかに、あるのです。
まあ、それは――
たいていは、どうでもいいことか、ろくでもないことではあるのですが――
そういったことを、たしかに、
――どうでもいい。
とか、
――ろくでもない。
と明確に認識することには、少なからず価値があります。
そうした認識をおろそかにしていると――
人は、いつまでたっても真に大切なことや真に素晴らしいことに、なかなか気づけないものだからです。