きのうの『道草日記』で、
――ビジネスで不安に苛まれるときは、現状認識や問題設定がうまくいっていないときである。
と述べました。
それはその通りなのですが――
では、不安に苛まれていないときは、現状認識や問題設定がうまくいっているときなのかといえば――
そうではありません。
現状認識や問題設定をうまくこなせるだけの潜在能力に欠けていれば――
そもそも不安を抱きようがないのですね――たとえ、現状認識や問題設定が実際にうまくいっていなかったとしても――
潜在能力というのは――
仕事の知識・理解・経験です。
これは、職場での教育によって補われるべき要素といってよいでしょう。
つまり――
職場での教育の主たる目的は――
仕事に関わる現状認識や問題設定を間違いなくこなせるように訓練することだといえます。