マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

明確に中立的に

 物事には――
 良い面と悪い面とが必ずあるものですが――

 もう1つ、「良い」とも「悪い」ともいえない――どちらともとれない面というのもありまして――

 物事のそうした面を伝えたいときには――
 伝え方に工夫が必要なのですね。

 中立的な伝え方に徹するということです。

 ――中立的に――

 というのは、

 ――曖昧に――

 というのとは、ちょっと違います。

 ――明確に中立的に――

 ということです。

 それは――
 例えば、

 ――「良い面」を褒めているようだが、褒め方が曖昧なので、何となく中立的になっている。

 というのや、

 ――「悪い面」を貶(けな)しているが、貶し方が曖昧なので、何となく中立的になっている。

 というのとは、根本的に違うということです。

 当然――
 中立的な言葉をたくさん知っていて、かつ中立的な表現の技法に長けている必要があります。