マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

いつでも相対化させていたら

 日本人の感覚で欧米の風習を揶揄してみたり――
 欧米人の感覚で日本の風習を卑下してみたり――
 ということを――

 どうしても――
 つい、やってしまうことがあります。

 どんなに国際経験が豊かな人でも――
 つい、やってしまう――

 きょうも――
 それをおやりになってしまっている方を、テレビの画面の中で見かけましたが――

(しょうがないよな)
 と思います。

 いつでも自分の感覚を相対化させておくということは――
 難しい――

 自分の感覚は――
 いつだって絶対的であろうとするものだからです。

 いつでも相対化させていたら、疲れてしまう――
 生きている実感が持てなくなってしまう――

 それでは、何のために生きているのか――
 わからなくなってしまう――

 そういうことなのだろうと思います。