――ダメな会議が社員の能力を伸ばす。
という話を――
聞いたことがありますけれど――
……
……
本当なんでしょうかね(笑
……
……
(ダメな会議に出席していたら、「こんな会社にいたってダメだ!」と気づいて、その会議を反面教師的にとらえて自己研鑚に励むようになる……という話じゃないの?)
と思って聞いておりましたが――
当たらずとも遠からずの印象でした。
つまり――
ダメな会議が社員の能力を伸ばし、その能力を伸ばした社員が会社を飛び出して別の会社に移り、そこで大いに羽ばたく――
ということのようです。
ダメな会議が社員の能力を伸ばしても――
その社員が飛び出してしまえば、意味はないですよね――その会社が教育機関なら申し分ありませんが――
ダメな会議が社員の能力だけでなく、会社の業績も伸ばすようだと――
面白いのですが――
ダメな会議が会社の業績を伸ばすということは――
ありうるでしょうか。
実は、
(ありえなくもないのでは?)
と、僕は思っています。
例えば――
ダメな会議に出席している人たちが、
――この会議はダメだ。こんな会議をやってるうちの会社は、もっとダメだ。こんな会社を変えるには、まず、この会議を変えていくことだ。そのためには、私たちは、何をすればよいか。
と主体的に考えていく――
ポイントは――
このように主体的に考えていく人たちが、そのダメな会議の出席者の過半数かどうかです。
過半数なら――
そのダメな会議が会社の業績を伸ばすでしょう。
過半数に満たないなら――
そのダメな会議が会社をダメにするでしょう。