マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

誰かを非難するということは、とりもなおさず

 誰かを非難するときは――
 正しい知識や理解をもとに、非難しなければなりませんね。

 そうでなければ、説得力が生じない――

 間違った知識や理解をもとに、いくら舌鋒鋭く非難を重ねても――
 その非難の根幹に間違いがあることを見抜く人たちには、ただ聞き流されるだけです。

 ですから――
 誰かを非難するということは、とりもなおさず――
 何かについて広く知識を拾い集め、深く理解を掘り下げることに他なりません。

 が――
 そうやって何かについて広く知識を拾い集め、深く理解を掘り下げることは――
 並大抵のことではありません。

 相応の努力や執念が要る――

 ですから――
 そういう努力や執念に自信がない人は――
 誰かを非難するということについては、そんなに積極的に考えないほうがよいのでしょう。

 少なくとも僕は、そういう努力や執念に自信がないので――
 誰かを非難するということは、できる限り、しないようにしているのですが――

 それでも、ときどき――
 自分の知識不足や理解不足を棚に上げて――あるいは、自分の知識不足や理解不足に気づかずに――
 誰かを非難することがあるものですから――

 困ったものです。