マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

不慣れの覚悟

 20年――
 30年――
 40年と生きていくと――

 人は――
 色々なことを体験・経験するようになり――
 たいていのことに慣れていきますが――

 それでも――
 絶対に慣れようがないこと――あるいは、慣れておく必要のないこととというのがあって――

 それは――
 例えば、自分の結婚式であったり両親の葬儀・告別式であったりします。

 そういうことに対しては――
 人は、不慣れでよいのですよね。

 いつまでも不慣れのままがよい――

 むしろ慣れないほうがよいのです。

 不慣れの不安や恐怖に――
 積極的に耐えていく――

 あるいは――
 挑んでいく――

 それを、

 ――不慣れの覚悟

 と呼びましょうか。

 このような覚悟は――
 人が精神的に成熟し始める30歳前後から有効となり始め――

 それは――
 35歳になっても――
 40歳になっても――
 変わりないと思います。

 僕は――
 今年で42歳になりますが――

 おそらく――
 50歳になっても――
 70歳になっても――
 90歳になっても――
「不慣れの覚悟」が功を奏るのは、同じでしょう。