マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

なぜ「平成8011年」?

 某自治体が――
 給付金の振込日を通知書に誤って、

 ――平成8011年12月31日

 と印字して送付したと聞き――
 思わず笑ってしまいました。

 だって――
 あまりにも想像を越えた日付だったものですから――(笑

 もちろん――
 自治体の担当職員の人たちにしてみたら、さぞかし後始末の大変な事案でしょう。

 その通知書を自治体から受け取った住民の人たちも、決して良い気はしなかったと想像します。

 ですから――
 笑って済ませられる話ではないと思います。

 が――
 そうはいっても、「平成8011年」はスゴい……。

 これが「平成81年」とかなら、
(まあ、そんなミスもありうるかな)
 と思うでしょうが――

 どうやったら「平成8011年」と間違えることができるのかが、少し気になって――
 ちょっと調べてみました。

 すると、

 ――当該コンピュータ・ソフトウエアの初期値「西暦9999年」が和暦に換算された。

 とのことです。

 どういうことかといいますと――
 今年は西暦2015年で平成27年ですよね。

   2015-27 = 1988

 ですから――
 西暦の年数から“1988”を引けば、平成の年数になるわけです。

 よって、“9999”から“1988”が引かれて“8011”が出てきた、と――

(そうか! そういう理由だったか……!)

 なんだか、とてもスッキリと合点がいきました。