創業339年の下着屋さんが店じまいをするそうです。
きのうのニュースで知りました、
店じまいをするのは、大内屋さんといって――
若い女性の下着を専門に扱っていたお店です。
仙台の中心街に2階建ての店舗を構え――
週末には多くの女性客で賑わっていました。
仙台に住んでいる人なら誰もが知っているお店といってよいでしょう。
昨今では、
――こんなご時世なのに、下着の専門店として、よく生き残っているな~。
と、もっぱらの評判でしたが――
やはり、時流には克てなかったようです。
閉店は来年の1月とのことでした。
僕は仙台在住21年ですので――
もちろん、大内屋さんのことは知っておりましたが、
――創業339年
というのは、知りませんでした。
(そんなに長く続いていたお店なら、来年でなくなっちゃうのは、なんだかもったいないな~)
と感じます。
僕だけではないでしょう。
大内屋さんの外壁に掲げられていた看板には、いつも――
お人形さんのような外国人女性が、綺麗な彩りの下着を身につけ、写真に収まっていました。
あの看板からは、「創業339年」をまったく感じさせませんでした。
(どうして、もっと日本人のモデルさんを起用しないんだろう?)
と、ずっと思っていたのですが――
先日、耳にしたところによると、
――女性客は、同じ日本人のモデルをみていると、つい自分の体と見比べてしまい、購買意欲をなくしてしまうから――
というのが、その理由だそうです。
(本当かな~)
と、今も訝っております。
事の真偽はともかく――
もし、大内屋さんが、日本人モデルを上手に活用していれば――
そのお店の古風な名前と相まって――もう少し「創業339年」をアピールできていたのではないかと思います。
その伝統を的確にアピールできていたならば――
購買層が広がって、経営は安泰だったかもしれない――
そう夢想します。