マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

プロは負の感情から逃げない

 プロならば――
 何の問題もなく、自分の職務を全うすることに集中できます。

 そして――
 その過程で、自分の心に生じる負の感情――例えば、不安――からは、決して逃げようとしないはずです。

「負の感情から逃げる」とは――
 本来であれば全うすべき職務の全部または一部を放棄することで、自分が負の感情を抱かないで済むように意図することをいいます。

 例えば、

 ――ものすごく不安だったから、つい持ち場を離れてしまった。

 というようなことです。

 裏を返すと――
 負の感情から逃げる人は、プロではありません。

 アマチュアです。

 先日の『道草日記』でも述べたように――
 アマチュアの技量がプロの技量を超えることは、稀ながらも、ありえます。

 が――
 負の感情への耐性についていえば――
 アマチュアがプロを超えることは、絶対にありえません。

 プロかアマチュアかの境界は――
 原理的には――
 技量の高低ではなく、覚悟の深浅なのです。