マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

リーダー論で最も大切なこと

 リーダー論というのがありますね。

 どんなリーダーが、チームのパフォーマンスを最大限に高めうるのか――
 という議論のことです。

 先日、このリーダー論について、

 ――世の中には様々なリーダー論があるが、ほとんどの場合、真に論じられるべきことが論じられていない。

 と警戒している人の話を知りました。

 その人の話によれば――
 真に論じられるべきこととは、

 ――リーダーに向いている人は、あまりリーダーになろうとせず、リーダーに向いていない人が、必死でリーダーになろうとする、という事実に、どのように対処していくのがよいのか。

 です。

 この問いに真摯な答えを提供することが――
 リーダー論で最も大切なことである、と――

 ……

 ……

 正直――

(身も蓋もないな)
 と――
 思わず笑ってしまいました。

 が――

 たしかに――
 こうした問いに真摯に答えているリーダー論は――
 珍しいように思います。

 ただし、これ――
 たぶん、正確には、「リーダー論」ではなく、

 ――チーム論

 なのですけどね。