マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

何万円くらい残っているかが、わからない

 自分の年齢が、ふと42か43かでわからなくなり――
 西暦で「2017」から生年を引き算して、

 ――そうか、44か。

 と思い――

(残念だぁ~)
 と――
 心の中で愚痴をこぼしました。

 一瞬、自分の年齢を42だと錯覚し――

(やったぁ、まだ42だ!)
 と――
 ぬか喜びをしたのが痛かったのですね(笑

 ……

 ……

 年齢の話は――
 おカネに置き換えて理解をすると、
(よくわかる)
 と思っています。

 例えば――
 こういう話です。

 ――あなたは、今まで44万円ほど使いました。あなたが最初に何万円もってたかは絶対わかりません。だから、今あと何万円くらい残ってるかも絶対わかりません。ただし、今までの他の人たちが最初にもってたおカネを平均すると、だいたい80万円くらいだそうです。

 ……

 ……

 この話でいくと、

 ――自分の年齢が42か43かで、わからなくなった。

 というのは、

 ――使ったおカネが42万か43万かで、わからなくなった。

 ということに相当します。

 そして、

 ――自分の年齢を42だと錯覚した。

 というのは、

 ――使ったおカネが42万だと錯覚した。

 ということです。

 ……

 ……

 繰り返しますが――

 今あと何万円くらい残っているかは、絶対にわかりません。

 ……

 ……

 何万円くらい残っているかが皆目わからないのに――
 色々と、やりくりをしなければならないというのは――

 なかなかに過酷ですよね。