マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人にみてもらうなら“一対一構図”

 自分のことをみてもらう仕事に就く人は、

 ――いかにして“一対一構図”を作り上げるか。

 が大切であろう、と――
 思います。

 自分のことをみてくれる人と自分との“一対一構図”です。

 人が、誰かのことを、

 ――みていたい!

 と思うとき――
 その人は、その“誰か”との一対一の対面を無意識に望んでいるものです。

 なので――

 もし――
 そこに第三者が参画してきたら、

 ――邪魔!

 とみなされ――
 ときに、はじかれます。

 いわゆる二世のタレントさんで――
 親の七光りを巧く活用しようとする事例が目につきますが――

 そんなに巧くはいかないそうです。

 それは――
 おそらくは、

 ――“一対一構図”の作り上げ

 に失敗しているからです。

 皮肉にも――
 その七光りを放っている親の存在感が、「邪魔!」とみなされ――
 はじかれてしまうのですね。

 はじかれるのは――
 いつも親のほうとは限りません。

 ――みていたら、親のほうが気になってきてしまったから、親のほうをみていよう。

 ということに、なりかねません。

 むしろ――
 そちらのほうが多いくらいかもしれません。