日本人の男性には、一目惚れの傾向が強いのだそうです。
昨日の新聞(日曜版)に書いてありました。
その理由として挙げられているのが、
――(日本人の男性には)不釣り合いな相手を、恋の相手と錯覚する自己認識の甘いタイプが多いから
だそうです。
なんのこっちゃ?
「自己認識の甘い」という表現に否定的なニュアンスが感じられます。
――日本人の男性は分をわきまえず、他国の男性なら恋の相手とは考えないような女性に、恋をする傾向が強いから
ということでしょうか。
なんとセンスの悪い分析でしょう。
僕は「分をわきまえろ」という説教が大嫌いです。
世の中、全ての人間が「分をわきまえ」ていては、何の進歩も発展もないはずです。
しかも、日本人には、何かあるとすぐに「分をわきまえろ」と喚く傾向が強いと思いますがね。
そういう意味でも、センスの悪い分析だと感じます。
もし、本当に日本人の男性に一目惚れが多いのだとしたら、それは単に、
――恋愛の感受性が鋭敏だから
ではないでしょうか。
要するに、
――恋を楽しもうとする素質に溢れているから
です。
現代日本の男性像を思い浮かべるからいけないのです。
平安貴族の男性像を思い浮かべましょう。