時々、思うのです。
(人生が1回というのは酷い話だな)
と――
そういえば――
ひと昔まえのTVゲームでは、2回なら死んでも大丈夫というものが多かったように記憶しています。
3回、死ぬと、ゲーム・オーバーというヤツです。
なぜ、3回だったのでしょう?
もちろん、
――3回くらいが丁度よい。
ということだったと思うのですが――
なぜ、3回が丁度よかったのでしょうか。
5回でもいいような……。
まあ、それはさておき――
*
もし、人生が3回あったなら、どうでしょうか。
色々なことが試せて、かなりハッピーだったかもしれませんね。
が、良いことばかりとも限りません。
例えば、
――俺は、まだ1回目の人生だ。自暴自棄に生きてやる!
などと、悪事の限りを尽くしてしまうとか――
あるいは、3回目の人生を送っている人と、2回目以下の人生を送っている人とでは、おのずから振る舞い方が違ってくるでしょう。
――俺は3回目だ。お前らは2回目とか1回目とかは遠慮しろ。
などとゴリ押しをする人が出てくるかもしれません。
こうして考えてみると――
人生が3回というのも、結構、面倒な話ですね。
やはり、1回くらいが無難なのかもしれません。