一昨日の『道草日記』で、
――暖冬だ! 不吉だ!
と騒いだら――
今朝は、一面の銀世界であった。
いかにも仙台らしいサラサラ雪が舞い積もっている。
何だか、とってもホッとした。
この積もり方なら、寒さが実感できる。
寒さが実感できると安心だ。
不吉を感じずに済む。
サラサラ雪は、そんなに嫌いではない。
こういう雪は、みていて気持ちが和む。
嫌いなのはベチャベチャ雪だ。湿り気の多い雪である。
これは、気持ちが落ち込む。
今朝、ラジオで流れていたのだが――
サラサラ雪とベチャベチャ雪とでは、同一降水量当たりの積雪量が異なるそうだ。
水量に換算して同じ分だけ降った場合に――
サラサラ雪はベチャベチャ雪の2倍の積雪になるらしい。
つまり、サラサラ雪はベチャベチャ雪より、2倍も低密度――ということになる。
サラサラ雪は、フワフワ雪でもあるわけだ。
もちろん――
どんな雪でも、厄介であることに変わりない。
何といっても――
移動が億劫になる。
普段なら気軽に歩いていく距離が、
(タクシーにするか)
となってしまう。
ベチャベチャなら、確実にタクシーだ。
サラサラなら、気分によってはタクシーである。
今日は気分が良かったので――
タクシーの世話にはならなかった。