マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

ただの数遊び

 厚生労働省は今日、日本人の平均寿命を発表した(YOMIURI ONLINE

 それによると、2005年の日本人の平均寿命は、女性が85.52歳、男性は78.56歳であるそうだ。
 つまり、女性は男性よりも7年ほど余計に生きる――男性は女性よりも7年ほど早く死ぬ。

 ということは――
 男女の年齢差は、7歳がちょうどよいのかもしれない。

 つまり、20歳の男は、27歳の女性にかわいがってもらえ、ということである。

 が、どうだろう?

 女性が男性よりも7歳年上のカップルというのは、ちょっと珍しいに違いない。
 たいていのカップルは、女性よりも男性が年上である。

 そうなるのは――
 一般に、女性のほうが、男性よりも精神年齢の進みが速いからであろう。

 そういえば中学生の頃――
 尊敬していた体育の先生が、

 ――結婚するなら、2歳年下の女の子を狙え。

 といっていた。

 ――互いの精神年齢を釣り合わせるには、それが最も確実な方法だ。

 ということだった。

 試みに――
 男女の平均寿命の差が、そのまま男女の精神年齢の差に相当している――
 と、みなしてみよう。

 例えば――
 77歳の男性と同じ精神年齢の女性は70歳であり――
 84歳の女性と同じ精神年齢の男性は91歳である――
 とみなす。

 これに単純な比例計算を適用すると――

 なんだかインチキみたいな換算だが――
 28歳の男性と同じ精神年齢の女性は25歳5ヶ月であり――
 28歳の女性と同じ精神年齢の男性は30歳3ヶ月である。

 なんとなく、結婚適齢年齢差になっているような気がしないでもない。

 もちろん――
 実態は、ただの数遊びだ。

 以上の考察には、それらしき屁理屈すら、絡んではいない。