今日は夕飯を食べ損ねた。
それが引き金となって――
その後、予定が狂っていった。
いつも通りにやっていることを、何かの拍子でやらないと――
たいていの場合、その後の生体リズムに変化が生じるようだ。
その変化が、予定の狂いとなって顕然する。
予感はあった。
夕飯を抜こうと決断したときに、
(ここで食べとかないと、あとが困るぞ)
と気付いてはいたのだが――
スケジュールが押していたので、どうしようもなかった。
自分のペースで万事をこなせるわけがない。
人のペースを乱し、人にペースを乱されて――
そうやって、人は生きていく。
人のペースを乱すこともなく――
人にペースを乱されることもなく――
万事、自分が思い描くさま――
もし、そんな人生があったとしても――
そんな人生は、人生ではない。