マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

男は競い事、女は省み事

 一般に――
 男は自分に関心がなく、他人に関心があり――
 女は他人に関心がなく、自分に関心がある――
 そういうものだと、僕は考えています。

 したがって――
 男は競い事には強く、省み事には弱い――
 女は省み事には強く、競い事には弱い――

 競い事というのは――
 相手と厳しく対峙することが求められる営みのことで――
 囲碁や将棋などが好例でしょう。

 省み事というのは――
 自分と厳しく対峙することが求められる営みのことで――
 文芸や芝居などが好例でしょう。

 例えば――
 女性は、囲碁や将棋などの競い事は、総じて男性よりも不得手だといわれております。

 逆に、文芸や芝居などの省み事は、総じて男性よりも得手のような気がします。

 もちろん――
 以上は、大まかな傾向をいったもので――
 例外は、いくらでも指摘できるでしょう。

 囲碁や将棋で男性を強かに打ち負かす女性がいれば――
 文芸や芝居で女性を深く感じ入らせる男性もいるはずです。