マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

生徒が立って教師が座って

 人前で話をするときに――
 立って話をするか、座って話をするかで、ひらめきの多さや鋭さが違ってくるような気がします。

 今日は――
 昼間は大勢を相手に立って話をし――
 夜は一人を相手に座って話をしたのですが――

 昼間は調子よく、色々なことがひらめいたのですけれど――
 夜は、ひらめきが全然よくなくて、ずいぶん困りました。

(ええ、なんでこんなことで、ひらめけないんだよ~)
 という感じです。

 昔から、

 ――立っているほうが座っているのよりも頭での血の巡りがよくなって色々なことに気づけるのだ。

 という話はありますが、
(たしかに、そうなのかも――)
 と思わせるに十分な体験でした。

 もし、そうならば――
 学校の教室というところは、実に非効率的な場所ですね。

 これから多くのことを学び、多くの洞察を得なくてはならないはずの生徒のほうが座っていて――
 これまでに多くのことを学び、多くの洞察を得てしまっているはずの教師のほうが立っているのですから――

 生徒が立って教師が座って授業をするほうが――
 より効率的なんじゃないでしょうかね(笑