マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

接遇

 昨日、タクシーに乗っていたら、

 ――最近の免許センタ―の人たちは優しくなったね。

 などといわれたので、
(そんなもんか)
 と思って――
 今日、最寄りの運転免許センタ―にいってきました。

 もちろん――
 タクシーの運転手さんのコメントを確かめにいったのではなく――(笑
 自分の免許の手続きのためにいったのですが――

 たしかに、窓口に顔を出すと、第一声からして愛想がよいのですね。

 ――おはようございま~す!

 と――

 そのトーンが、あまりにも朗らかだったので――
 思わず、こっちも愛想良くなって、
「おはようございま~す!」
 と応じてしまいましたよ。

 そうやって思わず愛想良くなったのは僕だけではなかったらしく――
 講習のために待ち合いホールで待っていると、窓口の前で似たような経緯で愛想良くなっている人が、何人かいました。

 昔は、運転免許センタ―に限らず、公的機関の職員の応対は、すこぶる評判が悪かったと記憶しておりますが――
 あれは、たぶんネガティブ・スパイラル(負の螺旋)だったのでしょうね。

 つまり――
 職員の対応が無愛想で、それをみた来訪者が無愛想になり――
 さらに、それをみた職員が無愛想になる――
 というネガティブ・スパイラルです。

 最近の公的機関では、いわゆる接遇教育に力が入れられているとききます。
 その成果が、少しずつ出てきているのでしょう。

 悪いことではありませんね。

 少なくとも今日の運転免許センタ―では――
 来訪者だけでなく、職員の人たちも、何となく気持ちよさそうでしたから――