マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

同じものを何度もみていると

 同じものを何度もみていると――
 あるときに、それが、たまらなく美しいものにみえることがあります。

 これって、僕だけですかね。

 ……

 ……

 もちろん、すべてがそうではありませんよ。

 何度みても、美しくみえてくることのないものはあります。
 たぶん、そういうケースのほうが、圧倒的に多数でしょう。

 それゆえに――
 不思議なのです。

 なぜ、同じものを繰り返しみていて、あるときに、ふと、その美しさに気付くことがあるのか。

 しかも、そうしたものの多くは、固定されているということも、気になっています。

「固定されている」というのは、

 ――日々、変化していくものではなく、いつも決まった形、色、性状である。

 ということです。

 僕の脳や心が日々かわっていることと、無関係ではないのかもしれません。