マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

教えるということ

 教えるということは、真実を伝えることではなく、真実に気づくキッカケを与えることですね。

 真実というものは、いくら丁寧に伝えたところで、なかなか伝わらないものです。
 だから、伝えるよりも気づいてもらう――

 自分で掴み取った真実のほうが、他人から与えられた真実よりも、理解は深まるし、価値が感じられるのです。

 どうやったら気づいてもらえるのか――
 そこが、

 ――教師の腕のみせどころ

 ということになります。

 相手に直に手渡すのではなく――
 相手の手の届くところに置いてくる――

 手紙を届けるのではなく――
 掲示板に書いておく――

 それが教えるということですね。