教えるということは、真実を伝えることではなく、真実に気づくキッカケを与えることですね。
真実というものは、いくら丁寧に伝えたところで、なかなか伝わらないものです。
だから、伝えるよりも気づいてもらう――
自分で掴み取った真実のほうが、他人から与えられた真実よりも、理解は深まるし、価値が感じられるのです。
どうやったら気づいてもらえるのか――
そこが、
――教師の腕のみせどころ
ということになります。
相手に直に手渡すのではなく――
相手の手の届くところに置いてくる――
手紙を届けるのではなく――
掲示板に書いておく――
それが教えるということですね。