マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

名勝負がもたらした充足感

 全国高校野球選手権大会――
 昨日の決勝戦は相当な盛り上がりでしたね――とくに試合終了後が――

 タクシーの運転手さんが、
「いや~、ホントにスゴい試合だったんですよ」
 と感嘆しておられました。

 僕は、そのときは、
(何を大げさな――)
 などと思ったのですが――
 それは、ラジオのニュースで試合の結果だけをきいた程度であったからで――

 今朝の新聞をみて、
(なるほど――)
 と思いました。

 6点のリードを許していたチームが――
 9回表、2アウト・ランナー無しから5点を取って、1点差にまで詰め寄ったのですね。

 さらに、最後の打者が痛烈なサード・ライナーで試合終了――
 もし、その打球が外野に抜けていれば、試合は振り出しに戻っていたわけです。

 こんな最終回なら――
 たしかに盛り上がるわけですよ。

 勝ったほうも、負けたほうも――勝ったほうを応援していた人たちも、負けたほうを応援していた人たちも――
 ほぼ全ての人々が満足のいく結果であったことでしょう。

 名勝負がもたらした充足感――名勝負の現場に立ち会えた満足感――ですね。

 僕も立ち会いたかった――(笑