マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

たしかに疲れきった表情になる

 昨日は、電車で1時間のところを、2時間もかかってしまいました。

 高架橋の柱にトラックが激突したのだそうです。
 衝撃で線路に異常が出ていないかどうかを点検するために、運転の見合わせや、徐行運転が必要だったらしいのです。

 たまにTVのニュースなどで、

 ――乗客○○人が車内に閉じ込められ、一様に疲れきった表情をみせていました。

 といったナレーションを耳にしますが――
 昨日は、その当事者になってしまったのですね。

 たしかに、あれは疲れます――疲れきった表情になります――
 身体的にではなく、精神的に――

 だって――
 待つより他に、どうしようもないのですからね。

 やることがないというのは、本当に大変です。

 最終的には、ちゃんと駅まで連れて行ってくれたから、まだ、よかったのですが――
 さんざん車内で待たされた挙げ句に、線路の上を最寄りの駅まで歩かされる、なんてことにでもなっていたら、もっと大変でした。

 やることが何もない状況から一転、

 ――歩け!

 となるわけですからね。
 かなりブルーな気分になったと思います。

 それにしても――
 トラックが事故を起こしただけでも、線路の点検が必要とは――

 高架橋の規模とトラックの大きさとを考えたら、

 ――大丈夫、大丈夫!

 ――何ともなってないって!

 ――行っちゃえ、行っちゃえ!

 みたいになりそうなものですが――(苦笑

 安全管理には、素人には理解し難い厳密さが要求されるようです。