酒井法子さんに逮捕状が出ているそうです。
覚醒剤所持の容疑だそうです。
この一報で、きょうの芸能ニュースはもちきりですね。
もともとは、
――夫の逮捕劇に伴う失踪――
という扱いだったのですが――
きょうになって捜査当局の容疑が酒井さん本人にも向けられていたことがわかりました。
一連のニュースをネットで追っていて、つくづく思ったのですが――
僕らは、いわゆるタレントさんの人柄というのものを、実に安易に作り上げてしまうのですね。
例えば、酒井さんについていうと、
――あの人は、およそ麻薬に手を出すような人ではない。
と、多くの人々が思っていた――
もちろん、それは酒井さん本人の意図であったかもしれませんし、芸能事務所の演出であったのでしょうが――
そうした意図や演出に、ころりと騙されてしまう――
理性では疑えても、感性では疑いえない――
なぜ、騙されるのか――
たぶん、騙されたいからでしょう。
騙されたいから、騙されるのです。
――あの人柄は作ってるでしょ?
と疑いつつ、
――ホントにそうであってほしい。
と信じ込む――
それは――
理屈をこえた心理状態なのだと思います。
正直、僕もそういう心理状態でしたよ。
一連のニュースが、まだ「失踪」にとどまっていたときに、
――日々、健気に明るく暮らしていた酒井さんが、突然、夫の逮捕劇に放り込まれ、取り乱して失踪し、人の目をしのんでさまよいながら、途方に暮れている。
と思っていました。
そう思いたがっていました。
もちろん――
真相はわかりません。
今の段階であっても、その可能性が完全に否定されたわけではないのですよね。