マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人に気品があるかないかを

 人に気品があるかないかを決めているのは――
 その人に、

 ――無私の心があるかないか。

 にかかっていると感じます。

 人は、ただ生きているだけでは――
 もう少しいうと――ただ日々の生活に追われているだけでは――
 どうしても無私の心がなくなっていく――

 無私の心がなくなって――
 どんどん自我が肥大化していく――

 ――私は、今、こんなに困っている!

 とか、

 ――なぜ、ここまで損をしなければならないのか!

 とか――

 そうではなくて――
 まず、

 ――困るのが当然――

 ――損をするのが当然――

 と思い――
 思った上で、自分の行為の中身を決めていければ――
 そのときに、自然と気品が生じるのだと思います。