マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

見栄といえば見栄

 最近、オフラインで、

 ――日記、みてますよ。

 と声をかけていただく機会が増えたので――
 真面目な内容しか書けない気分になってきています(笑

 以前のように、ちょっといかがわしい内容を書く気分には、なれないのですね(笑

 が――
 文芸を含む芸術の最大の強みは、どんなにいかがわしい内容であっても、けっこう真正面から扱えてしまうところです。

 学問では、そうはいきません。
 フロイトのような例外はありますが――

 だから――
『道草日記』でも、いかがわしい内容をどんどん書いていきたいのですが、「日記、みてますよ」などと声をかられてしまうと、
(そうもいかないよな~)
 と思うのです。

 いかがわしい内容を扱うには、その分、労力や気力を費やさねばなりません。

(扱う内容がいかがわしいのだから、せめて扱う手法は堅くしたい)
 などと考えてしまうのです。

 それは――
 見栄といえば見栄でしょう。