マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

勝手にスイッチが入る

 きょうは久しぶりに、ゆっくりな朝を迎えたのですが――
 なぜか、いつもと同じ時間に目が覚めて――
 だから、いつもと同じ時間に動き出し――
 結局、洗濯などを始めました。

 毎朝、決まった時間に起きていると――
 どうしようもないのですね。

 その時間になると、自然に心や体のスイッチが入ってしまう――

 それは決して悪いことではなく――
 むしろ健康的で健全な生活習慣だろうとは思いますが――
 ちょっと損をした気分にはなります。

(スイッチなんか入らなければ、もっと、ゆっくりできるのに……)
 というわけです。

 学生時代は、なかなか朝が起きれなかったものです。
 そのことを、20歳ほど年上の社会人にこぼしたら、

 ――信じられない。なぜ起きれないのか?

 と真顔で訝(いぶか)っておられました。

 当時は嫌味をいわれているのかと思っていましたが――
 違いますね。

 ――羨ましいな。勝手にスイッチが入らないで済むとは――

 というのが真意ではなかったかと、今では思っています。