マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

報われるとは限らない努力を押しとどめるのは

 ――努力をすれば報われる。

 というのは、大変に危険な考え方だと思っています。

 なぜならば――
 報われる努力と、そうでない努力とがあるからです。

 努力は“免罪符”ではありません。

 意味のない努力――害悪のある努力は、当然のことながら、報われることはありません。

 人は、若いうちは、報われるとは限らない努力を、ついしてしまいがちです。

 そんな努力であっても、その後の人格の形成に重大な影響を与えることは確実です。
 だから、恐ろしいのですね。

 報われるとは限らない努力を押しとどめるのは、年長者の役割でしょう。

 そのような努力を押しつける年長者などは、もってのほかですね。