良いことが起これば、悪いことも起こり――
イヤなことがあれば、嬉しいこともある――
それが人生ですね。
ですから――
悪いことが起こったり、イヤなことがあったりするときに――
そのダメージを最小限に抑えこむのが、人生上手の妙といえましょう。
単なる形式論ではなく――
本気で、そう思います。
なぜならば――
そのダメージが大きすぎて、その後の人生を途絶させる人だって、いるのですから――
不用意なことで死んだり、殺されたり――
良いことや嬉しいことを抱えこもうという発想は、たぶんダメなのです。
すぐに、次が不安になる――次もまた同じように良いことが起き、嬉しいことがあるとは限りませんから――
人生の安寧のためには、悪いことやイヤなことを抑えこむほうが、ずっと大事に違いありません。