マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自分の書いた小説が紹介されるとき

 自分の書いた小説が紹介されるとき――
 それを紹介しておられる方ご自身の言葉で紹介されていると、何となく嬉しいものです。

 言葉が違うから、表現が違う――雰囲気も違う――
 自分の書いた小説のこととは、ちょっと思えない――

 が――
 紹介されている内容をよく見返せば、たしかに自分の書いた小説なのです。

 小説が共有されたように感じます。

 もう少し大げさにいえば、

 ――公共物になった。

 という感覚です。

 こうした感覚が欲しくて――
 小説書きは小説を書くのでしょう。